母親と同居している実家と農地を長男(兼業農家)が相続し、その他の財産を弟と遺産分割したケース(栃木市大町)
ご依頼人様は亡くなった父親の長男A様です。A様は結婚していて、お子さんもいらっしゃり、実家に亡くなった父と母親の2世帯で住んでいましたが、先日父親が亡くなり相続の手続きをしようと考えていました。相続財産は現住不動産(実家)と農地、その他預貯金です。A様は兼業農家で、今後も農家を続けていく予定ですし、その農地は市街化調整区域に位置し、不動産の売買は難しいエリアで、不動産の評価も低い物件です。相続人は同居中の母親とA様(長男)と、次男さんの3人です。A様は遺産である現住不動産(実家)と農地を相続したいと思っています。弟さんは農家を継ぐ意思はなく、また持家を所有しているので、不動産を相続したいという気もありません。ただし、弟さんは代償分割(相続人1名が遺産を取得してその他の相続人へ代償金を渡す遺産分割方法)を希望しています。その様な状況なのでA様が当事務所にご相談にいらっしゃいました。
当事務所の対応
早速、当事務所が相続財産の調査や相続不動産の価格調査を行いました。その結果をまとめ報告書を作成し代償金のご提案をしました。その後、話し合いを重ね、無事に相続人全員の話し合いが円満に行われました。そして遺産分割協議書を作成し相続人全員から署名押印を取得し、不動産や預貯金の名義変更に必要な書類を収集していきました。遺産分割の結果、相続不動産はA様の名義(母親は高齢なのでA様名義としました)で相続登記をすることにし、弟さんには代償金をお渡しして、無事に相続手続きを完了しました。
結果
長男(A様)夫婦と母親が今後も同居していくことと、A様が兼業農家を継続していくことができました。弟さんも代償分割(相続人1名が遺産を取得してその他の相続人へ代償金を渡す遺産分割方法)を希望されていましたので、円満に遺産分割が進みました。遺産である不動産や預貯金の名義変更もすべて完了し、ご依頼者様に大変喜んでいただけました。
当事務所の強み
当事務所は、行政書士事務所と不動産会社が運営していますので、不動産相続に強く、上記のようなケースを数多くお取扱いしています。農地は農地法の関係もあり、売買が著しく低くなってしまうエリアと宅地なみの価格で売買が出来るエリアなど様々ですので、不動産調査が必須となります。当事務所では不動産の調査や時価査定などのサポートも行えます。また、当事務は当事務所は税理士、司法書士と業務提携していますのでワンストップでのご対応とリーズナブルな相続サポートが可能です。まずはお気軽にお問合せください。